私が尊敬する女性の一人である「ココ・シャネル」。
彼女が作り上げてきたCHANELというブランドには、女性のファッションを180度くつがえしてきたココ・シャネルの思想や哲学がつまっています。そして100年以上も前から現在まで多くの人に愛され続けている強いブランドです。
今回は、CHANELに込められたココ・シャネル哲学についてまとめてみました。
シャネルは、ファッションの“スタイル”を生み出した
シャネルは無駄なものを削ぎ落とし、シンプルさと機能性をつねに重視していました。
20世紀当初、フランス貴族の女性ファッションというと、コルセットでウエストを締め付け、ふりふりのスカートに帽子を身につけることが流行していました。
シャネルは、「頭の上にショートケーキがのっているみたい。あんなに大きな帽子を身に着けていたらまともに思考もできないわ」と皮肉っていました。
そこでシンプルな帽子を作ると、貴族の間で話題となりたちまち人気になっていったのです。
その他にも喪服の色でしかなかった黒をモードの色として定着させ、女性はスカートが一般的だった時代にパンツスタイルを取り入れるなど、数々の固定概念を壊していきました。
女性の社会進出が進むに連れ、シャネルの機能性高い服装の需要が高まりたちまち人気に。
シャネルは大衆の逆をいきつつも、潜在的に人々が求めていたものの本質を見抜く力がずば抜けて高かったといえるでしょう。
のちに彼女は、以下の名言を残しています。
“Fashion fades, only styke remains the same.”
ファッション(流行)は移り変わるけど、スタイル(型)は残り続ける
Coco Chanel
“Simplicity is the keynote of all true elegance”
シンプルさこそ、真のエレガンスの鍵。
Coco Chanel
シャネルが生み出した動きやすくかつシンプルなスタイルは、シンプルがゆえ他でも真似されるようになり現代でも受け継がれています。
CHANELのブランド力を高めたのはシャネルの人間性
私は、シャネルのブランド力を高めたのはシャネルの“強い女性”としての人間性にあると思っています。
男性優位だった時代において、女性の起業家としてファッションの第一線で強く生き、一貫した自立心はシャネルのシンプルで機能性のあるファッションに通じています。
彼女がいかに周りに惑わされず自分の哲学を持ってブランドをつくっていたのか、以下の名言からからわかります。
“In order to be irreplaceable one must always be fifferent.”
かけがえのない人間になるには、常に他人と違っていないと。
Coco Chanel
いったい何がきっかけで、シャネルは芯が強い女性になっていったのでしょうか。
彼女のモチベーションの源泉となっているのは、幼い頃に孤児院で育った経験からきていると言われています。質素で規制が多くてかなりつらく「いつかは自由になってお金を湯水のように使いたい」と思うようになったといいます。
“My life didn’t please me, so I created my life.”
私の人生は楽しくなかった。だから私は自分の人生を創造したの。
Coco Chanel
自分の人生が楽しくないなら、自分で人生を創造してしまえ!っというシャネルの精神私は大好きです。他人に媚びることなく、経済的にも精神的にも自立していてまさにかっこいい女性です。
そんな彼女の強く自立した人間性が女性の社会進出とともに支持されていったのだと思います。
翼があればどこにでも飛んでいける
以上、ココ・シャネルという人物とCHANELのブランド背景についてまとめました。彼女の思想を知った上でCHANELというブランドをみると、かっこいい女性の象徴としてのブランドなのだと気付かされました。
孤児でコネもお金もなかった彼女が世界有数のトップブランドCHANELを築き上げた背景を知り、シャネルというブランドが好きになりました。
最後に私が好きな彼女の名言で締めくくります。
“If you were born without wings, do nothing to prevent them from growing.”
翼を持たずに生まれてきたのなら、翼を生やすために、どんな障害も乗り越えなさい。
Coco Chanel
このブログ名「Branding wings」はこの名言からインスパイアされて名付けています。これから、ブランディングに悩む人にとって翼を生やす存在になりたいという思いを込めて、世界で戦える強いブランドを創っていきます!
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